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文鳥国勢調査2019 結果報告 [2: 病院編]

文鳥国勢調査[2: 病院編]
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2019年(令和元年)9月1日〜9月30日に実施された第1回 文鳥国勢調査の結果をご報告致します。 回答数は1723件! 皆さま、ご協力ありがとうございました。

報告内容を1ページにまとめると非常に長くなって読みづらいので、分割して公表しています。

このページでは「2: 病院編」と題して、文鳥の病院事情に関する調査結果と考察を発表します。

※スマートフォンでご覧の方は、グラフを横にスワイプすることで全体を確認できます。

※なお、便宜上「11羽以上飼育している」との回答は「11羽」として計算し、「11歳以上の文鳥」は「11歳」として計算しています。

調査結果

文鳥を健康診断に連れて行く頻度について、結果は次のグラフのとおりになりました。

最も大きな比率を占めているのは「異常があった時」に健康診断に行くというタイプで、33.7%(566人)に達しました。

この調査結果でのポイントは「健康診断に行ったことがない人が27.1%」と「定期的に健康診断に行っているのは32%」という点でしょう。

ポイント1:健康診断に行ったことがない人は27.1%

健康診断に一度も行ったことがないと答えた飼い主が27.1%(454人)となっており、構成比で第2位になっています。

近くに鳥を診ることができる病院が無い場合や、過緊張から発作を起こしてしまう子の場合など、健康診断に行けない理由はいくつかあります。

ただ、少なくとも新たに文鳥をお迎えした直後には、ぜひ健康診断に行くようにしたいものです。

健康診断で分かることは、寄生虫の有無や持病の有無だけではありません。

初めて文鳥を飼う人であれば、文鳥の飼い方・触れ合い方を獣医から直接教わることができます。「ネット上では分からなかったこと」「ウチの子の場合はどうなのか」といった個別性の高い事についても、質疑応答の中でアドバイスを受けることができます。

既にほかのペットを飼育している場合には、新たに迎えた文鳥が寄生虫や感染症を患っていないかを確認することが、他のペットを守るために必要なことでもあります。

初めてにせよそうでないにせよ、新たに迎えた文鳥の健康診断は重要で教育的意義のあることです。

少し遠出することになったとしても、ぜひ一度は健康診断を受けましょう。

ポイント2:定期的に健康診断に行っているのは32%?

文鳥の健康診断を「毎月受けている」(1.8%:30人)という飼い主から、「年に一回受けている」(12.9%:209人)という飼い主まで、頻度を問わず定期的に健康診断を受けている飼い主の割合を計算すると、全体の32.0%(537人)になります。

もちろん、上記とは別に「異常があったときは病院に行く」という飼い主が33.7%居ます。「なんだか具合悪そうだから、健康診断がてら病院に連れて行こう」というスタイルであれば、これもまた「定期的に健康診断に通っている」と言っても良さそうです。

文鳥を始めとする小型の鳥類は「具合が悪そうに見えたらもう手遅れ」という事態が少なくありません。だからこそ、飼い主は愛鳥のほんの僅かな病気のサインも見逃さないように日頃から注意する必要があるのです。

そのように注意して見ていれば、季節の変わり目や換羽の時期など、定期的に訪れる文鳥の抵抗力が弱る時期には気になる動作や状態が目に留まるはずです。この時に病院を受診するようにしていれば、何もスケジュールを決めていなくても定期健康診断ができるわけです。

検査内容

調査結果

文鳥が病院でどのような検査を受けているのかについて、結果は次のグラフのとおりになりました。

解説

回答は1,679人から得られたものですが、視診(62.8%:1,055人)・聴診(60.2%:1,010人)・体重測定(51.4%:863人)が、上位3つとなっています。いずれも過半数となっており、広く行われている基本的な検査と言っても良いでしょう。

なお、「その他」の回答の中で多かったのはレントゲン検査でした。

文鳥に限らず、鳥類の骨は飛ぶために軽量化されており、とても折れやすくなっています。骨折にはぜひとも注意しましょう。

病院の種類

調査結果

文鳥はどのような病院を受診しているのかについて、調査結果は次のグラフのとおりになりました。

解説

「鳥専門病院」との回答は最も多かったものの全体の29.4%(494人)に留まっています。

何も「鳥専門でなければダメだ」ということはありません。結局は、個々の獣医が文鳥の医療について十分な知識と経験を有しているか否かに尽きます。

とはいえ、鳥専門をうたっている病院であれば専門の獣医がいますし、鳥の飼い主が集まるために経験も豊富である蓋然性が高いでしょう。

であればこそ、鳥専門の病院を利用できている飼い主が3割未満という数字は、やはり気になるポイントです。

次点では「犬・猫も含む動物全般に対応(待合室で鳥を見かけることがある)」が26.0%(436人)となりました。

病院までの所要時間

調査結果

病院までの移動に要する時間について、調査結果は次のグラフのとおりになりました。

解説

「30分以内」という回答が最も多く、43.4%(729人)でした。近隣の病院を利用している飼い主が多数であることが分かります。

文鳥にとって、住み慣れたケージやお家から出かけることは、それだけで病気を誘発しかねないストレスになります。

健康診断の頻度の項で確認されたように「異常があるから病院へ行く」というスタイルの飼い主は多数います。既に何らかの病気で弱っている可能性がある文鳥に、さらに移動で負荷をかけることになりますから、通院に要する時間は短いに越したことはありません。

通院に要する時間は飼い主が住んでいる場所に依存しており、変えようがないことがほとんどでしょう。

これから文鳥を飼おうかと検討されている方は、文鳥を実際にお迎えする前に、良い病院が近くにあるかどうかをぜひ確認するようにしましょう。

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